おめでたいことというのは人生でいくつあってもいいものです。ですが大人になればただ喜んでいればいいだけ、というわけにはいきません。お祝い事に関しての常識はしっかりと持っていないとイザという時に困ってしまいます。

特に出産のお祝いは色々とデリケートで気を遣わなければいけません。出産直後のお母さんを困らせないようにこちら側が出来るだけ配慮してあげる必要があります。例えば出産祝いはいつ渡せばいいのか、大体どれぐらいの予算におさめればいいのかなど、このあたりをきちんと知っておくことが大事です。

出産祝いを渡す時期としてひとつの目安になるのが「一ヶ月以内」であるということです。兄弟姉妹など身近な親戚ですと、赤ちゃんが生まれてから一週間頃の早めのタイミングで。友人や会社の同僚といった間柄でしたら生まれて一週間後以降から一ヶ月の間というタイミングで渡すようにするのがごく一般的です。

何ヶ月も遅くなると、内祝いの手配がすべて終わった後で二度手間になってしまったり相手の迷惑になりますので、出来るだけ一ヶ月を目安に贈るようにしましょう。

親兄弟・親戚でしたら１万円、友人や同僚でしたら５千円というのが平均的な出産祝いの金額です。現金だけをご祝儀袋に入れて渡すのもいいですが、身内や親しい仲でしたら一緒にプレゼントもそえて渡すと大変喜ばれます。

プレゼントは赤ちゃんが使えるタオルや小物、お母さんが使えるマザーズバッグなど数千円で買える範囲にしましょう。あまり高額なものを贈ってしまうとかえって気を遣わせてしまいますので注意が必要です。プレゼントは金額よりも気持ちをこめることが大切です。

個人でお金を贈る場合はあまり気にする必要はありませんが、何人かでまとめてお祝いを渡す場合には金額に「４」や「９」がつかないように気をつけましょう。お祝い事において４＝死や９＝苦を連想させる数字は避ける必要があるからです。

六曜というのは大安や仏滅のことですが、地域によっては気にされているところもあります。ただ殆どの方は気にされていないのでそこまで神経質にならなくても大丈夫ですが、一応そういうこともあると知っているだけでもいいかと思います。

出産祝いの金額に関してはあまり大きな変動はないと考えていいでしょう。時期に関しては、あくまで一般的によいとされている時期ですので人によっては多少前後することもあります。相手の体調などもありますから、事前に一言確認してから行動するとお互いに安心できるのではないでしょうか。