仲の良い友人であっても、贈り物のマナー違反をきっかけにその後の関係が悪くなる事も珍しくありません。今後も良好な付き合いをしていく為にも最低限のマナーを押さえた品物選びをしてくださいね。

友達からの出産祝いは相手との仲の良さや年齢などによっても金額の幅がありますが、頂いた金額の半分～3分の１程度をお返しするのが相場とされています。ママ友仲間といったグループ内での取り決めがなければ、基本的には「半返し」と考えておいた方がいいでしょう。

友人であればお金ではなく、ベビーグッズなどの品物を出産祝いに頂くことも多いと思いますが、可能であればネットなどで商品の大体の金額を調べてお返しを用意するようにしましょう。大切なのは金額ではなく感謝の気持ちであると頭ではわかっていても、出産祝いに対して相場よりも金額が低いお返しだと不満に感じられ、その後の付き合いに影響を与えるようなケースは実際に少なくないようです。

親しい友人であっても、お返しの金額にはある程度気を遣った方が無難かもしれません。

出産祝いのお返しには、いくつあっても困らない消耗品や食品、カタログギフトなどが定番とされています。友人へ贈るお返しでもお菓子やタオルが人気ですが、相手の好みがわかっている友人であれば生活雑貨などをプレゼントしてもいいでしょう。

女性であればバスグッズやボディケア用品、子供がいるママ友なら家族で食べられる人気のスイーツなどがおすすめです。食品を贈る場合でも、一人暮らしの友人であれば量より質を重視するなど相手のことを考えた品物選びをするのが喜んでもらえるポイントです。

お返しの品物選びは実際にお祝いをもらってから金額を決めることが多いためバタバタしてしまいがち。妊娠中から少しずつ調べて、ある程度候補を絞っておいた方がいいでしょう。

出産祝いのお返しでも、センスの光ったおしゃれな品物、他には無い自分らしい品物を贈りたいと考える方も少なくないと思います。お菓子やジュース、ジャム、パスタソース、コーヒーや紅茶などの食品類は低価格でもおしゃれでかわいらしいパッケージのものがたくさんありますのでおすすめです。

出産の記念だからと子供の名前入りの食品やアイテムをお返しの品物に選びたい場合もあるかと思いますが、これには少し注意が必要です。何か事情があって子供がいないという方や、名前入りでは処分に困るという方もいらっしゃるかもしれません。

記念品の意味合いが強い名入り、写真入りのアイテムは身内や親しい間柄の友人にとどめておいた方がいいでしょう。お返しの品物は贈る相手が受け取って困らないものなど、贈る相手にふさわしい品物を選ぶことが大切です。

「おしゃれなものを」と考えると自分よがりになってしまいがちですので気を付けましょう。