キラキラと呼ばせない「赤ちゃんの命名」

「最近の幼稚園は源氏名だらけ」と幼稚園の先生がよく言っています。名づけ親の趣味に関わるネーミングなど、両親のエゴで付けられた名前はもとより、「世界にはばたく人間に育つように」と祈りを込めて付けられた名前でも、あまりに日本人離れしているとキラキラネームになってしまっているかもしれません。

最近では、成長した子どもがキラキラネームを嫌がり、改名するというケースも大変増えています。赤ちゃんの将来を大きく左右する名前。「常識はずれ」と思われない、魅力的な命名についてお話します。

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成長を視野に入れ、「読める」名前にする

私(筆者)の友人は、超名門小学校で教師をしていますが、 苗字ではなく名前が「まったく読めない」「当て字の範疇を超えている」と感じる児童に関しては、やはり会う前の印象が非常に悪く、 そもそも選考に通らない可能性が高いと話していました。一般的な国語力でも読める名前にすることで、キラキラネーム化は避けることができます。

また、某企業で人事をしている友人も 「営業職等名刺を持たせる職種や、 人事・広報など会社の顔になる人材を採用する場合、 キラキラネームの方は採用しにくい。」という話もしています。 社会に出たときに恥ずかしい名前ではないのか、 子どもの頃はかわいいけれど30歳、40歳になっても違和感なく名乗れる名前なのかも考慮に入れて名前をつけましょう。

両親や親戚・年配の上司に相談する

キラキラネームに違和感を感じているのは、そんな名前なかった…という時代を知っている人たち。是非、ご両親含む年配の方に相談してみましょう。できれば、20歳以上年齢が上の方に相談するのが望ましいです。ディズニーアニメのキャラクターを名前にするのがおかしいのはさすがにわかるといっても、どこからがキラキラネームなのか明確な線引きもないので、判断は難しいもの。

もちろん、他の方のアドバイスを鵜呑みにする必要もないですが、全員に強烈に批判された・笑われてしまった、といった名前は子どもが社会に出てから、同様の反応を周囲の方にされてしまう可能性があるとみなして、控えた方が無難でしょう。

姓名判断を利用してみる

結局は、どんな名前をつけようが、子どもが幸福な人生を歩んでくれればそれでいいんですよね。姓名判断は「占い」と思われがちですが、実は膨大な歴史とデータから編み出された統計学といわれています。

もちろん、幸福になる名前を鑑定してもらうのもひとつですが、もうひとつは、姓名判断の鑑定士は数多くの名前のサンプルを知っているということ。鑑定士が「この名前ちょっと…」と感じる=常識はずれなネーミング、と見なすことができます。

せっかくですから、画数的にも吉、名前のプロから見た印象も吉、そんな名前をつけるといいですね。奇抜すぎる名前はやはり考え物。学校でのいじめや進学、就職など、その子の将来を左右しかねません。せっかくつけた名前なら、本人に気に入ってもらい、生涯愛情を持って名乗って欲しいものです。

ただし、最近は派手な名前が増えたことにより、あまりにも地味な名前は逆に「学校で浮く」といったことも起こりかねません。印象の悪い名前は避けて、しかし適度な華やかさのある名前にする。難しい課題ですが、身近に居る良識をもった大人の方々の知恵を借りて、素敵な名前をつけてあげましょう。

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