卒乳と離乳食について

そろそろ離乳食?と思ったら、離乳食に適切な時期・食べ物を探しましょう。とはいえ、いきなり断乳するわけではありません。時間をかけてじっくり食べられる量や物を増やしていって、卒乳。大人への第一歩を果たすのです。離乳食を食べさせるタイミングや離乳食の内容、卒乳のタイミングについて記載しています。

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離乳食デビューはいつから?

離乳食を始める時期については、厚生労働省が指南しており、現在は5~6か月頃に開始とされています。この時期が離乳食デビューに相応しいとされている理由は2点あります。1点目は、赤ちゃんの発育により母乳だけでは栄養素を取り切れなくなること。

それまで母乳で充分に栄養を摂取できていた赤ちゃんも、身体や体重の増加によって、必要な摂取カロリーや栄養素が増えてきます。離乳食開始時として推奨されている5~6か月になると、赤ちゃんの体重も倍程度に増えているケースが殆ど。

母乳にプラスアルファで栄養を補完する必要が出てきます。もう一つは、細菌などに対する耐性がついてくること。生後間もなくは、些細なウイルスや細菌にも耐性がなく、赤ちゃんは身体を壊しがち。

でも、このころになると、免疫力も向上してくるため、母乳以外の食べ物も安全に摂取できるようになります。ただし、極端に発育がいい/悪い場合は、早めたり遅めたりする必要がある可能性もあります。一般的な発育でない赤ちゃんの場合は、お医者さんに相談してみましょう。

離乳食はどんなものを食べさせたらいいの?

離乳食開始2週間以内は、炭水化物で慣らします。まずは、重湯からスタート。お米の形がほとんどない、飲める重湯からスタートして、順調に食べられそうであれば、食べやすいサイズのうどん、やわらかいジャガイモ等炭水化物へと進化させましょう。

まだまだ食べられそうなら、2週間目からお野菜に突入。最初はすり潰した葉物のお野菜や人参・カボチャ・ブロッコリーなどをミキサーにかけて、重湯に混ぜて食べさせましょう。この頃から、柔らかい果物もあげてOKです。

水と合わせてミキサーにかけてジュース状にしたものを飲ませましょう。ただし、甘い果物は大喜びで食べるけど、お野菜は苦手…という赤ちゃんに対しても、お野菜と果物をバランスよくあげましょう。

この時期は1日1~2回、少量ずつ与えて、他は母乳をあげて栄養補給しましょう。赤ちゃんは「飲む」ことはできても、「食べる」力はまだまだ。慌てずゆっくり少量ずつ口に含ませて、だんだん慣れてきたら離乳食を増やし、母乳の割合を減らしていきましょう。

卒乳・離乳は焦らないで。母子ともに頑張りましょう。

卒乳のタイミングは、3食離乳食で栄養が取れるようになったらいつでも大丈夫。多くのママは、10か月~1年半くらいで断乳するようです。ただし、赤ちゃんは母乳により栄養だけを補給しているのではなく、ママとのつながりによって安心感を得ています。

栄養価としては母乳が必要なくても、母乳を求めてくることはよくあること。基本的には自我の目覚めとともに、自分から母乳を避けようとするのを待つのが望ましいですが、なかなか卒乳してくれない場合は、イヤイヤあげるのではなく「一緒に訓練しよう!」という姿勢で、卒乳を促しましょう。

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