千歳飴、と聞いたら「七五三」と連想する方は多いでしょう。 子供のお祝い行事のなかでもメジャーなので、知らない人の方が少ないかもしれません。 主に11月15日に行われていますが、この時期になるとスーパーなどで千歳飴を見かけることもあります。

女の子は満３歳と満７歳で、男の子は満３歳と満５歳でお祝いします。昔は数え年でお祝いされていましたが、現在は満年齢でお祝いすることが普通になっています。ですがとくに厳密にこだわらなければいけない、という決まりもないので数えでも満年齢でもどちらでも大丈夫です。

前述の通り主に11月15日に行われているのですが、この日が都合のいい人ばかりではありません。実際には10月半ば以降の土日や祝日、吉日を選んでお参りされる方が多いです。寒いところでは10月に行うことも多いです。

11月15日を過ぎたあとでも問題はありませんが、とにかくこの時期は皆七五三で集まり混雑することが予想されます。事前に子供さんの着物や服装の手配をすることはもちろん、家族もその日着ていくスーツなどを早めに準備しておいて、当日慌ただしく神社へ行くことがないようにしておきましょう。

可愛い着物を着せてあげて記念撮影、とお考えの方。きちんとした撮影スタジオでお願いしたいのでしたら、早めに予約をしておかなければなりません。10月に入るともう混雑してきますので、それ以前に予約して早い段階で前撮りを済ませておくとあとあと困らなくて済みます。折角の可愛い姿をちゃんとした写真で残しておきたいのなら夏頃から動き出しても遅くはありません。

七五三はやはり近所の神社へお参りするのが一番です。小さな子はすぐに飽きてしまいますし、慣れない服装で遠方に連れ回すのも可哀想です。ご機嫌をそこねてなだめるのが大変、という声もよく聞かれます。そうならないためにも近場の神社を選ぶようにしましょう。大人もあれこれ動いて疲れるので、子供さんのためだけでなくご両親にとってもそれが一番です。

七五三にお祝いをいただいた場合は基本的に内祝いなどは不要とされています。それでは気が済まない、という場合はいただいた金額の半分ぐらいを目安にお返しを渡しましょう。もし親戚の方でしたら、お子さんの七五三の写真を送ってあげるのもいいかもしれません。友人やあまり親しくない人に渡すのは困らせてしまいますが、身内でしたら喜ばれるのではないでしょうか。