赤ちゃんが生まれた！そんな喜びもひとしお、今度は子育てにてんてこまい。でも、お祝いして下さった方へのお返しは絶対にないがしろにしてはいけません。これから立派なパパやママになるためにも、出産内祝いは欠かせません。どんなことに注意するべきなのか確認してから、お返し選びに専念しましょう。

現在は、お祝い返しという意味合いが強い出産内祝い。しかし、お祝いを頂いても頂かなくても贈るのが本来の形だったのです。昔の出産内祝いの目的は3つ、一つ目は出産の喜びを近しい方に分け与えるため、二つ目は見守ってくださった方への感謝の気持ちを伝えるため、三つ目は赤ちゃんの名前を覚えていただくため。

そのため、お祝いを受け取る前に自分の家の行事の一環として内祝いを渡してしまうこともしばしばありました。最近はその形式が薄れ、お祝いを頂いた方のみにお返しする形が増えていますが、それでも上記の3つの意味合いは是非意識して、喜びの気持ちと感謝の気持ちが伝わるように、そして、赤ちゃんの名前がわかるように贈ることが重要です。

迷った場合は受け取り側の気持ちを汲み取るのがとても大切。全員に画一的なものを贈るのではなく、相手の生活環境や好みを意識して選びましょう。事前にどんな商品が内祝いとして販売されているのか、何が喜ばれているのかチェックしておくと安心ですね。

あまり自分の趣味を押し出しすぎたものや、赤ちゃんの写真ばかりがクローズアップされているものも、受け取った側を困惑させてしまうこともありますので、注意が必要です。丁寧に選び出すと結構時間がかかるものなので、出産前にそれなりに目星をつけておくのも一つの手ですね。

例え親として1年目であっても、どれだけ年齢が若くても、社会的には子を持つ親になったわけですから、とりわけ気を引き締めて贈りましょう。現在はインターネットでいくらでも情報が手に入りますし、不安があるのであれば経験者に相談するなど、工夫は沢山できます。

せっかくのお祝いの気持ちに適切に感謝の気持ちを伝えるためにも、きちんとしたマナーを意識して出産内祝いを贈りたいものですね。これから子育てにおいて、様々な苦労が待ち受けています。できるだけ多くの協力者がいてくれた方が、確実に子育てはしやすいはず。

赤ちゃんの名前や存在をより多くの方に覚えてもらい、多くの人のアドバイスを請うためにも、また、赤ちゃんがスムーズに社会に出て行く道筋を作るためにも、マナーを意識した喜ばれる出産内祝いを準備しましょう。