待望の赤ちゃんがお腹の中に!痛い思いをしてようやく出産!とってもハッピーなはずなのに、何故か憂鬱・悲しい気分に…。そんな場合は、マタニティーブルーかもしれません。せっかくの赤ちゃんなのに、暗い気分になっている私って…と思うと、ますます悲しい気分になって悪循環。実は、他の多くのママ達も、そんな気分を経て立派なママになったのです。
マタニティーブルーについて
待望の赤ちゃんがお腹の中に!痛い思いをしてようやく出産!とってもハッピーなはずなのに、何故か憂鬱・悲しい気分に…。そんな場合は、マタニティーブルーかもしれません。せっかくの赤ちゃんなのに、暗い気分になっている私って…と思うと、ますます悲しい気分になって悪循環。実は、他の多くのママ達も、そんな気分を経て立派なママになったのです。
何でこんな気分に…?それには、きちんとした原因があるのです。
「マタニティーブルー」という名はあれど、産後にマタニティーブルーになる方もとても多いのです。ですから、現在では妊娠中や出産直後の不安な気持ち・突然の情緒不安定などを総じてマタニティーブルーと呼んでいます。何故そんな気分になるのでしょうか?それは大きくわけて2つの原因があります。
一つ目は、生活や身体の変化がママに大きな負担をもたらしているから。妊娠中のマタニティーブルーだと、無事に赤ちゃんが産めるのか、産んだ後の生活がどのように変わるのか…といった心理的なプレッシャーが大きな原因と言えます。
産後のマタニティーブルーは、育児に対する心理的なプレッシャーの他にも、出産の疲れや睡眠不足といった身体的な疲労が押し寄せることで、心の状態も崩れやすくなります。
そして、二つ目は、ホルモンバランス。妊娠や出産時、女性の身体には今まで経験したことのない程、ホルモン量に大きな変化が起こります。これが引き金となって、情緒不安定を引き起こしているのです。
「何となく不安」「何となく悲しい」…それは、ママの心身+ホルモンがもたらしているもの。ただの気まぐれではありません。
この気分はどのくらい続くの?
殆どの人が、数週間の憂鬱な時期を乗り越えて再び元気なママに逆戻りしています。マタニティーブルーは一時的なホルモンバランスの崩れによって引き起こされるため、病気ではなく、一過性のものとなります。
産褥期の身体の回復とあわせて、心も通常の状態に戻るために一生懸命なのだ、と考えて、あまりくよくよせずに過ごしていればいつの間にか元気を取り戻すことでしょう。ただし、注意したいのが、1ヶ月以上経っても元気を取り戻さないこと。
この場合は、マタニティーブルーではなく産後うつの可能性があります。長期間により落ち込みが治らない、自分で自分の心が全くコントロールできない…といった状態が続いているようであれば、一度専門家に相談してみることをお勧めします。
いずれにしても、産後の気分の落ち込みは、その方の性格が悪い・ママになる覚悟が足りないといったことが要因であることは一切ありません。妊娠・出産という大仕事をこなし、身体が悲鳴を上げている状態なのです。
それに追い討ちをかけるように自責の念にかられてしまっては、状態はますます悪化してしまいます。「そんな時もある」くらいの気安さで、できる限りリラックスして過ごすことを心がけましょう。
予防のため・早く元気になるためにできること
ママになったことによる責任感は素晴らしいものですが、「完璧」を求めてしまうと、できない自分にイライラしがち。たとえ赤ちゃんが生まれたからといって、つい1年前までは普通の女性だったのです。
この時期は赤ちゃんが健康に育ち、自分も元気を取り戻せばそれでいいと思うことが大切。他の家事はとりあえずテキトーにしておいて、ママ業だけに専念しましょう。また、ご両親や旦那さん、ご友人にSOSを出すことも大切です。妊娠や育児は本当に大変なこと。
自分ひとりで何とかしようとしないで、頼れる人に話す、手伝ってくれそうな人にお願いする。もし身近にそういった方がいなければ、お医者さんやカウンセラーに話だけでも聞いてもらいましょう。
もしかしたら、「いいママになろう」という気持ちこそがマタニティーブルーの一因なのかもしれませんね。そんな気持ちを持っているママはもう既に、充分いいママです。いつか赤ちゃんが「ママ」と話しかけてくれる日を楽しみに、頑張りすぎず、のんびりいきましょう。
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