相手の好みがわからない時に便利な商品券やカタログギフトは出産内祝いとしても人気ですが、マナー違反にならないために知っておくべきポイントがいくつかあります。今回の記事でしっかり押さえておきましょう。

どんな場面でも、もらってうれしい贈り物として人気の高い商品券やギフトカードは贈る側にとっても非常に便利なギフトです。商品券を贈ること自体はマナー違反ではありませんが、出産祝いのお返しとして商品券を贈る場合にはいくつか気を付けるべきポイントがあります。

まず、目上への方に現金を贈るのはマナー違反とされています。商品券は現金ではありませんが、金額が明記されているため「現金のようなもの」と考え、失礼に感じる方もいますので注意が必要です。上司や目上の親戚の方などへの内祝いには商品券は避けておいた方が無難でしょう。

また、出産祝いに商品券を頂いた場合も、同じものでお返しすることはマナー違反となりますので気を付けてください。商品券は発行する会社によって使用可能な店舗が異なる場合があります。贈る相手が地方にお住まいの場合などはその地域で使えるのか事前に確認しておきましょう。

商品券や金券はどうしてもドライな印象を与えてしまいがちですので、感謝の気持ちが伝わりづらいものです。必ずのし紙をつけ、心のこもったメッセージカードを添えることも大切です。また、どうしても気になってしまう場合は「商品券とお菓子」のように金券に品物を添えて贈るのも一つの方法です。

商品券と同様、自分で好きなものが選べる為もらって嬉しい贈り物であり、選ぶ側にとっても相手の好みがわからない時に便利なのがカタログギフトです。今や出産内祝いでも定番の贈り物と言ってもいいでしょう。

相手が好きなものを選べるのだけでなく、商品券と違って金額が明記されていないというメリットもあります。また、最近ではカタログギフトも種類が豊富で、内祝いとしては贈るのが難しい雑貨などのアイテムや、中には商品券やギフトカードも選べるカタログギフトもありますので、目上の方への贈り物としては良いかもしれません。

ただし、友人や同僚からの出産祝いは結婚祝いと比較すると金額相場が低いため、必然的にお返しの品物の予算も低くなってしまいます。3,000円以下のカタログギフトでは欲しいと思える商品が掲載されていない場合も多いため、せっかく贈っても結局注文せずに期限が切れてしまうという事も少なくありません。

事前に掲載されている商品の内容を確認しておいた方がいいでしょう。カタログギフトは相手が困る品物を贈ってしまう心配はありませんが、中にはカタログギフトは味気ないと感じる人もいますので、親しい友人など相手の好みがわかっている場合は好みに合わせた贈り物を用意した方がいいかもしれませんね。